火成岩のモード測定
研究
地質学は博物学や考古学とよく間違えられます。
よく物理や化学の先生から「石を掘り出して観察しているんですよね」などと理解されているようです😅
ジャガイモ掘りと勘違いされているのかもしれません。。。
ぼくの専門の岩石学はサイエンスなので、観察したものを定量的な数値として表すことが大事です😉
ただ、ぼっーとみているだけだと、駄目なんですよね!
教育学部では、教員になる人たちに基本的な火成岩の名称を教えています。
とくに深成岩に名前を付けるときには、造岩鉱物の種類だけでなく、量比をしることが必要になります。
例えば、したの写真はモンゴルから持ってきたアルカリ花崗岩の写真です。
おもに4種類の鉱物たちが色の違いにより識別できますね!?
答えは、オレンジ色=カリ長石、透明っぽい灰色=石英、黒=黒雲母、背景の白=斜長石です。
でも、この岩石を花崗岩と判定するためには、SiO2が66%以上で有色鉱物(この岩石では黒雲母)の体積比が20%以下であることを確認する必要があります🤨
それを確認するために、岩石薄片を作成して鉱物の体積比を計測する必要があります。
さて、一体どうしたら鉱物の体積比を計測できるのだろうね?🤔
2024年3月30日16:51