北海道調査(その3)

研究


江丹別ダムを北西に登ったところに丸山林道がある。

この林道沿いで、かんらん岩と青色片岩の境界付近を丹念に調査した。

丸山山頂は東屋が設置されており、この日は晴れて見晴らしが最高!

本州では連日 線状降水帯が発達して大変な状況だが、北海道はカラッと晴れて、気温もほど良く下がり気持ちが良かった。

この写真を見ると、江丹別〜シラッケ山が如何に植生に覆われているか分かるだろう。

ちなみに丸山は風化したかんらん岩で出来ており、植生は竹藪に覆われている。

何故か分からないが、大量の巨大赤アリが蛇紋岩にくっついていて、サンプル採取中に体に這い上がってきて、3カ所ほど噛まれた。

かまれた所から血が出たほど、強力な顎をもつ巨大赤アリ、恐るべし・・・


さて林道沿いには蛇紋岩以外にも青色片岩の露頭があり、2日かけてじっくり見て回る。

林道の幅が狭く、片方が切り立った崖になっている場所もあるので、慎重に運転していく。

そういう崖付近には必ずよい露頭があるので、避けては通れないわけです。





林道から下りた付近の道道72号線に、江丹別そばのお店を見つけた。

斜め向かいには、そば粉のパン屋さんもあるのだが、今日はすでに売り切れ閉店でした。

この日は温かい江丹別そばを食べて大満足。





調査終了後、高速道路を使って苫小牧に移動した。

少し早く苫小牧に到着し、午後6時過ぎまで時間を潰したが、漁師町なので夜店が閉まるのが早い!

😪

有名なホッキカレーのお店は午前中しか空いていないことが分かったので、いつか私用で遊びに来た際に食べに行きたいな。

フェリーターミナルで買い物したりして、午後9時にシルバーフェリーに車ごと乗り込んで、盛岡へ移動。

明朝9時頃 岩手大学に無事、帰ってくることができました。


約4日半の調査で30試料ほどサンプリングすることが出来たので、卒論指導をするのに十分な岩石が入手できたと思う。

まずは安心して、一休みします。

😌


2021年8月26日17:44