岩石挟割機

雑用


実験室の片隅に、大きな岩石を挟んで、油圧をかけて割る装置が転がっていた
今はなきIwamoto社製で、多分50年くらいの年代物だろう。
使用方法が分からないので、移転の際に処分するつもりでいた。



最近、卒論生の試料として20cm径の大きな岩石を採取して、ハルツォックでは切れなくて困っていた。
そこで、この装置が使えないかと思い、「岩手大学高度試作加工センター」に電話したところ、「今時間あるから、いきます!」と元気な技術者のお兄さんが飛んで来て、丁寧に使い方を教えてくれた。
さらに、装置がきしんでいたので機械油と、油圧をかけるときに必要なテコにする金属棒を工作センターまで取りに行ってくれた!

技術職員、神様か!

まだまだ使えますよ!と言われたので、せっかくだから移転先に持って行くことにしようかな。
ということで使い方は、岩石を上の写真みたいにはさんで、油圧バルブを閉めてからテコを聞かして圧力をかけるだけです。


これを使用すれば、女子学生でも岩石を割れるかと思ったが、そこら辺は期待外れ。
割れるときの衝撃が激しいしので、怖いです・・・とのことだが、まっ 普通の感覚だとそうかもね。

😲

花崗岩に10回くらい油圧をかけると、真っ二つに割れて2つの方向に飛び出します。
最大荷重は10トンらしいが、たぶんそのまえに岩石が割れ始めるので、数トンだろうね。

安全のために、足下とサンプルの間に段ボールか板を挟んだほうが良さそう。

😅


2021年8月4日19:43