希土類元素の分析実験
研究
希土類元素は地殻中にごく微量しか含まれないが、最先端デバイスなどに利用されるため、資源的な価値が高いです💰
よく見る希土類元素を含む鉱物には、モナズ石やゼノタイムなどがあります。

モナズ石はトリウムを数%含むため、年代測定法に利用される鉱物です🕐
ちなみに希土類元素については以下のHPに詳しく解説されています。
卒論研究をしていた学生が少し変わった希土類鉱物を見つけてくれたので、それらを分析するために東京に2回ほど出かけて頑張って分析しました💪
希土類鉱物はごく稀にしか見られない鉱物ですが、それらは数〜数十%希土類元素を含んでいるため、微量元素として分析することができません😅
主要元素を分析するには電子顕微鏡で特性エックス線を検出して定量化するのですが、希土類元素が出すエックス線信号は互いに重なりあうため区別することが大変難しいです🥲
また全ての希土類元素に標準試料を準備するということも、極めてハードルが高いです😔
今回は東京大学理学研究科EPMA室で分析を行いました🧑

東大の実験で論文執筆のために必要なデータはいちおう揃ったけど、普通の鉱物に入っている微量の希土類元素についても少ししりたくなりました🙄
そこで今度は、御徒町にある宝石研究所の東京支社で、大学時代の先輩の江森さんにお願いして分析していただきました。
鉱物中に含まれる微量の希土類元素を分析するには、レーザーICP-MS装置を使用します⚡🧙

お昼は近くのパルコでよだれ鶏など中華をご馳走になり、本当に感謝しかありません🍱
帰りは不忍池の神社に寄りましたが、このときにはまだ櫻が咲いていました🌸

授業開始までに論文執筆に必要なデータがなんとか取得でき、よかったです✌
2025年4月20日18:30